この野良ストーブは、何よりもまず「私自身が使うために」作りました。
なので当然といえば当然ですが、もし今、私が一人のユーザとして小型焚き火台の購入を考えるなら迷いなくこの野良ストーブを選びます。
野良ストーブのコンセプト
私が欲しかったのは、シンプルにこの3つを満たす焚き火台です。
もっと具体的に言えば、
- 常に車やバッグに常備しておいて、
- 気が向いたらすぐに焚き火ができて、
- その焚き火でしっかり調理も行える
そんな
「ガス/ガソリンストーブの代わりになるような焚き火台」
が欲しかったのです。
ガスやガソリンを利用するストーブ(コンロ・バーナー)では、燃料の危険性が高いため、車内に常備することは出来ません。
その点、焚き火台であれば車のラゲッジに放り込んでおいても何の問題もありませんし、何より燃料も現地調達が可能という大きなメリットがあります。
このような特徴から、キャンプや野営にはもちろん、災害時の備えにも最適です。
「頑丈であること」
当時あった小型の焚き火台はどれも、軽量化のために板厚が薄いものが多く、本気で焚き火をすると熱でベコベコになってしまうものばかりでした。
しかしそんな頼りない強度では、とてもじゃないですがメインストーブの役割を任せられません。
なので野良ストーブはとにかく頑丈に作っています。
板厚も最低でも1.2mm、最も重量のかかるゴトクは2.5mm厚のステンレス板を採用。
そしてただ肉厚の板を使うのではなく、各所に曲げを入れて強度を高めてあります。
そのため、ストーブ本体が真っ赤になるほど燃やしてもびくともしません。
(ちなみに炭を入れてガンガン燃やしても全然大丈夫です)