メタルマッチは「サバイバルグッズ」なのか?
ちょっと質問なんですが、「メタルマッチで普通に火熾しができるよ」って方、どのぐらい居らっしゃいます?
たぶんですけど
- やってはみたけど全然火がつかなくて諦めた
- 何とか火はついたけど面倒なのでそれ以降使ってない
- ていうか普通にライターやバーナー使うよね
って方がほとんどなんじゃないかな、と思います。というか自分もそうでした。笑
何て言うんですかね、今までにあったメタルマッチ(ファイアスターター、ファイアスチール)ってどちらかと言うと「サバイバルアイテム」というか。
あくまでも「いざという時に使うもの」という位置づけで、普段使いできるほどの実用性を持っているものは少なかったと思います。
既存のメタルマッチがあまりに火がつかな過ぎて「もうええ!ちゃんと使えるやつ自分で作ったる!」ということで設計/製作したのがこの「野良スティック」です。
実演
とりあえず百聞は一見に如かずということで、こちらの動画をご覧になってみてください。
動画はメタルマッチの使い方について解説したものですが、野良スティックの着火性能が良く分かるかと思います。
このぐらい容易に火がつけば、じゅうぶん普段使いの実用アイテムとして通用するかと思います。
デカさは正義
これ、なんで野良スティックがこんだけ強烈な火花が出るかと言うと、単純に「デカいから」です。
野良スティックは「13mm径」の通常バージョンと、「10mm径」のminiバージョンがありますが、miniの10mmでも一般的なメタルマッチより一回り大きいです。
大きければそれだけ削れる量も大きくなるので、必然的に火花も大きくなります。結果、火もつきやすくなると。
これに関してはぜひ実物の野良スティックを「試し擦り」していただきたい所ですが、動画をご覧になるだけでも
- 持ちやすい
- 握りやすい
- 力をかけやすい
的な所は感じて頂けるかと思います。
ハンドルは真鍮/チタン
ハンドルの材質は個人的に大好きな金属、「真鍮」と「チタン」の削り出しです。
真鍮は使えば使うほど良い風合いになっていきます。
チタンは逆に半永久的に錆びないというメンテ不要の手軽さ、そして炙れば色が変化するという楽しみ方もあります。(炙る際は自己責任でお願いします)
自分で言うのもなんですが、これを使う事で焚き火のワクワク感が段違いに増すと思います。
焚き火の際はもちろんのこと、焚き火をしない時でさえ、つい意味もなく取り出して弄りまわしたくなる・・・、そんな愛すべき道具に仕上がりました。
「ロマン」と「実用性」を兼ね備えた道具。
フェザースティックへの着火がどうも上手くいかないんだよな・・・という方、是非この野良スティックを試してみて下さい。
今までは一体何だったんだと思うぐらい、あっけなく簡単に着火出来るはずです。
ファイアスチール部分のみ交換が可能
ちなみにですが、真鍮ハンドルとファイアスチール部分はネジで固定していますので、ファイアスチールがすり減ってきたら「交換」が可能です。つまり真鍮ハンドル自体は永久に使えます。
(ファイアスチールも極太なので使い切るには相当な年月がかかりますが)
下の写真は私物の野良スティックですが、真鍮の良い味が出てきました。
これから先何十年とかけて、さらに良い雰囲気を醸してくれるでしょう。