手動の薪割り機導入

 

手動油圧式薪割り機

薪割り機が欲しい!っていう方、案外多いと思うんですよ。

  • 斧での薪割りに疲れた
  • 住宅事情的に斧を振りまわすとヤバい
  • 斧じゃ厳しいレベルの丸太を割りたい
  • でも更にデカい斧を買うのもちょっと・・・

で、どうせなら薪割り機導入するか!的な。

 

私もまさにそんな感じで、今回薪割り機を導入してみました。

私の場合の購入動機は

  • 玉割にしたまま放置→乾燥させちゃった丸太が結構ある
  • それは斧じゃ到底割れない
  • ゆっくりでもいいので安全に確実に割りたい
  • 今後はこどもたちにも薪割りをやらせたい(なので安全第一)

というあたり。

 

で、結果的に私が買ったのは「手動油圧式薪割り機」ということで、この手動式のレビューってあんまり見かけないんですよね。

なので今回ちょっと書いてみようかなと。

 

薪割り機の種類

薪割り機はだいたい3種類あります。

エンヂン式、電動式、そして手動式。

 

なんとなく雰囲気で分かると思いますが、ガチるならエンヂン式です。

パワースピードは文句なし(ただし機種にもよる)。

というか逆に言うと薪割りが毎日の作業、というような方だと、エンジン式薪割り機の能力が無ければ話にならないと思います。林業やってる方や薪ストーブを常用してる方などはエンジン式一択かもしれません。

 

ただ、このエンジン式

  • 燃料が必要
  • つまりメンテも必要
  • 高額

という敷居の高さがあるんですよね。

 

電動油圧式はどうか 

エンジン式はちょっと…そこまでガチで薪割るわけじゃないし…

という方も多いと思うんですが、より手軽な100V電源で使える「電気式」の薪割り機もあります。

 

で、私も最初はこっちにしようと思ってたんですけど、やっぱり100Vだとパワーの限界値がありまして(今は三相200Vの薪割り機はほとんどないです)、せいぜい強くても7トン~10トン。  

あとは何より電源が取れる場所じゃないと使えないのが問題で、自分の使い方には合わないため電動式は早々に選択肢から外れました。

 

というわけで手動油圧式

を選んだというわけですね。

 

今のところ性能には大変満足してます。

玉切りして2年放置、カッチカチに乾燥して斧じゃどーにもならんレベルの丸太もメキメキ割れてくれましたし。

この丸太が割れてくれたってことは、切り出したばかりの生木の丸太なら結構バシバシ割れてくれそう。

 

ただし手動なんで当然スピードは遅いです。でもこれは最初からわかってたことなので全く問題なし。

あとこれも当然ですが手動式でレバーをキコキコやらなきゃいけないので、多少疲れます。笑 もちろんこれも最初からわかってたので全く問題なし!

 

「安全」という最大のメリット

で、何よりのメリットが「安全である」という所。

ショップに来てくれる子供たちにも薪割り体験をしてもらいたいなと思ってたので、この安全という点は本当にデカいです。

 

【斧】

重量のある刃物を振り下ろす以上、言うまでもなくかなりの危険がつきまとう。子供のみならず大人でもヘタこくと普通に指や足が飛ぶ(ぐらいで済めばいいけど)。
 

【バトニング】

斧よりは安全。なぜなら刃を最初から対象物に当てた状態で叩くから。それでも刃物を使う以上は怪我のリスクはある。
 

【エンジン式・電動式薪割り機】

油圧で強制的に進んでくる刃に指を挟みでもすればタダでは済まない。
 

【キンドリングクラッカー】

この中では比較的安全といえる。あるとすればハンマーで指を叩く・はさむリスクぐらい。
 

【手動式薪割り機】

油圧のプレスを手動で操作するため、体を挟んで怪我をするリスクはまずない。
 

 

のんびり薪割りしたい人には手動式薪割り機、結構おすすめ

まあ薪割り機としては安価(3万円しないぐらい)ですし、モータもエンジンもないのでほぼノーメンテですしね。

重量は結構ありますが、ギリ一人で運べるレベル。なので車に積み込んで出先で薪割り→薪を車に積んで帰る、なんてことも普通にできそうです。

 

そんなこんなを総合して考えると、自分としては非常にいい買い物したなと思ってます。

 

 

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