笛の有効性
いやー、暑くなってきましたね。海や川で遊ぶには最高の季節。
さて、野良が魚突き愛好家だっていうのはみなさんご存じだと思うんですが(なわけない)、
海では基本的に「アクシデント=死」です。中間はほぼありません。0か100。何かあったらまず大抵死にます。
さらっと言いましたが、まじで海では死を避けようがないんですよ。
基本一人ですし、何かあっても助けに来てくれる人もいなければ、逃げる場所も無い。
山とも違って、じっと救助を待って耐える・・・なんてこともできません。海に浮いていられたとしても数時間、持って数十時間で低体温症になるでしょう。
そんな海で、私が欠かさず携帯するのが
目印(フロート)と笛
です。
フロートについての詳しい説明は割愛しますが、いざという時に「見つけてもらえる」可能性を少しでも上げるため、または仲間と海に入るときに動向を監視できるようにフロートを携帯します。また緊急時はつかまって休憩する浮き輪の役割も果たします。
そして笛ですが。
これも主には仲間とのコミュニケーションをはかるため(緊急事態を知らせるため)、またはフロートと同様に、漂流してしまった際に「見つけてもらえる」可能性を少しでも上げるため、ですね。
ただ、ぶっちゃけ海ではこれらの道具もほんと気休めに過ぎないんですが、
陸では「笛」はかなり有効な道具
だと私は思ってます。
なぜ笛が有効か
これは子供でも大人でもそうなんですが、
万が一の事があった際、「自分の居場所を知らせること」は非常に大切です。
逆に不審者等、相手がいる場合、その相手は「居場所を知られること」を何よりも嫌いますよね。
そのいずれのシチュエーションにおいても、笛が大きく役立つであろうことは想像に難くないと思います。
- 道に迷ったとき
- 怪我をしてしまったとき
- 何かのアクシデントがあったとき
- 不審者と遭遇したとき
こんな時、力いっぱい吹く笛の甲高い音は、高確率で周囲に緊急性を伝えることができます。
笛、携帯しようぜ
というわけで、、いやもうめちゃくちゃ前置きが長くなっちゃったんですけど。笑。
笛、作ってみました。
言うてもまあ、元からあるホイッスルに野良ロゴを入れただけですが笑
でこの笛で何がしたいかって言うと、この笛を配布して
こどもに笛を持たせようぜ運動
というか、そういう危機管理意識を啓蒙出来たらなと思っています。
で、この運動の目的はあくまで「啓蒙」ですので、ぶっちゃけ別にこの野良笛じゃなくてもいいんですよ。
「あ、笛持たせてみよ」
って少しでも思ってもらえたらそれでいいですし、何なら別のもっといい感じの笛を買ってお子さんに持たせてあげてください。笑
使い方
使い方、はもう解説するまでも無いですよね。お子さんに、
「何かあったら思いっっっっっっきりこの笛を吹きなさい」
とだけ教えてあげてください。野良笛も、思いっきり吹けば耳をつんざくぐらいの音量が出ます。
まあこどもは非常時以外にも吹いちゃったりするでしょうが、それでもいいです(本当は良くないけど)。
- 野外では笛を常時携帯させてあげること
- 「何かあったら思いっきりこの笛を吹きなさい」と教えてあげること
- 定期的に吹く練習をさせてあげること
そして親御さん目線での訓練としても、
・事前訓練で実際に子供に笛を吹かせてみて、聞こえ方を知る(近距離、中距離、長距離それぞれ)
というのも非常に大切。
【注意点】
こういったエマージェンシーホイッスルというのは、基本的に「思いっきり吹く」ことで大音量が出るようになってます。この野良笛もそうです。
そのため、肺活量が足りない幼児さんなどは十分な音量が出ないこともあります。(およその目安ですが、6歳ぐらいから上のお子さん向けです)
事前の訓練でそういった点を把握しておくことが何より重要です。
※笛の構造上、あまり深く咥えすぎると共鳴部を塞いでしまい音が出ません。先端を咥えるようにしてください。