アウトドア、特に焚き火にはグローブ必須です。
キャンプでグローブ忘れたら「うわーマジか」ってなりますもんね。
・クソ熱いメスティンの蓋どうやって持ち上げればええんや()
・思ったより火の粉が飛ぶんでクソ熱い焚き火台動かしたいけどどもならん…
とかとか。
で無理やり木の枝とかで焚き火台動かそうとしてコカして大惨事とか。あるある。
でまあタイトルには偉そうに「グローブの選び方」みたいな書き方しましたけど、ぶっちゃけ別にどんなの選んだって大丈夫なんですけどね。
あ、「一見するとレザーっぽいけど、一部化繊や合皮」のグローブだけは避けたほうが無難です。化繊が熱で溶けて皮膚につくと大火傷してしまうので。
他、天然皮革の手袋でそれなりに厚みのあるものなら何使っても基本問題ありません。
野良が選ぶグローブ
いろいろ試した結果、
「床革」
のグローブが焚き火には向いてるなと思います。こういうやつ。
え、、ホームセンターでよくあるやつ…?
そうです。
なんだかんだコレがいいです。めっちゃ安いし。
・ダサい
・フィット感悪そう
・硬そう
・ダサい
はいはい、わかります。わかりますとも。
確かに一部は当たってる所もありますし。笑
もちろん予算さえ許せば高級なレザーグローブを買うのがイイとは思います。
ただ、そういう高級グローブよりこの手のホムセン床革手袋のほうが優れてるポイントが一個だけあって(一個だけなんかい
それは
火に当てても縮みにくい
って所。
皮革の構造
革、レザーってのは何層かに分かれてます。これは人間も牛も豚もみんな一緒。
まず表の「表皮」、一番外側にある皮。スレたり刺されたりといった怪我に耐えるよう、当然ここが一番分厚く緻密な組織になってます。
レザー業界用語(ってわけでもないか)でこの表皮を
「銀面」
といいます。ツルツルした手触りで、レザーバッグなんかも大抵はオモテが銀面のレザーです。
そしてその銀面の下、ざっくりいうと「銀面を除いたそれ以外」が
「床革」
になるわけですね。これは銀面とは違ってザラザラした手触り。スエードっぽい…ってのも間違いではないのですが、このへんはややこしくなるので割愛。
もちろん銀面のほうが耐久性・耐水性などは上です。ところが銀面は組織が緻密な分、熱を加えると縮みやすいという面があります。
これは銀面がオモテのグローブを使って焚き火するとすぐわかると思います。ちょっと炭をつまんだりすると指先が縮んでツンツルテンになる。笑
その点、床革はギン面がなく、すべての組織が均一なためか比較的縮みにくい。
と思う。まああくまで野良の体験ベースなんですが、床革グローブ使ってる人はみんな実感してるんじゃないかなと。
焚き火用手袋って消耗品ってことを考えると、コスト面でも床革手袋の安さはありがたい所。
・色がオシャレじゃない
・硬そう
っていう点に関しては笑、このあたりのグローブならクリアできると思います。
コレ、「野良の適当焚き火」の時に来てくださった方が持ってて。
え、それいいっすねって聞いたら野良行きつけの作業服屋さんで買ったとのことだったので即行って即ゲット、そこからずっと使ってますがやっぱいいです。
床革手袋の中では柔らかめなのと、洗って使えるという点もGOOD。おすすめです。
斧などの作業用としては?
斧で薪割りするなど、作業用グローブとしてはどうなのか。
これに関しては、よりフィット感の高い、柔らかくてオモテが銀面の高級レザーグローブが良いとは思います。
ただ、これも個人的にはですがガッツリ作業するなら、レザーグローブじゃなくて普通のラバーグリップ軍手を使うかなと。
ていうかそもそも手袋で炭掴むもんなん?
これに関しては何も言えねえです笑
自分はやっちゃいますが、ただ推奨はしません。
ポロッと炭が落ちちゃったりした時とか。野良ばさみが遠くにあったりすると手袋のままつい笑
まあそこまでやるかどうかは別としても、火に強いグローブはやっぱりあったほうが良いかなとは思いますね。