「灯籠」という、新しい焚き火のカタチ
私は以前から「焚き火台 “以外” の焚き火アイテム」を作りたいなーと思ってて。
そこで作ったのがこの「焚灯籠」です。
焚き火台、ではなくて、あくまで「灯籠」。
なので、基本的には窓から漏れ出る火の灯りを楽しんで頂くための道具です。
ただ、せっかく火を灯すのですからコーヒーぐらいは沸かしたいよね、ということでゴトクも装備してます。
(ゴトクは本体とツライチになるようにしてあるので、結構大きな鍋も置くことが可能です)
笑えるぐらいの手軽さ
いやほんと、この焚灯籠で焚き火をしてると、そのうち焚き火スキルが衰えてくるんじゃないか?ってぐらいメチャメチャ手軽なんですよ。
何と言っても「上から薪を突っ込むだけ」というラクさ。
薪の並べ方とか置き方とか、一切考える必要がありません。
長い薪もそのままでOK。ただ上からズゴッと突っ込むだけ。
あとは放っておいても、煙突効果で火柱を立てて燃えてくれます。
これこそが「縦型」であることの最大のメリットですよね。
鉄のスウェーデントーチ
この手軽さはスウェーデントーチで焚き火をする時の感覚に近いと思います。
スウェーデントーチも、中心に着火剤を置いて点火すればあとは放置でも勝手に燃えてくれますよね。
あれと一緒で、焚灯籠の中に最初っから薪を3~5本入れてしまって、中心部に着火剤入れてファイアーすればほぼスウェーデントーチと同じような状態になります。
いわば「鉄のスウェーデントーチ」みたいな。
やはり煙突効果って偉大ですよ。
多少湿ってようが何だろうがガンガン燃えてくれますし、何よりそういう湿った薪を使った時につきものの「煙」が少ないってのも非常に有難い。
煙が空に舞う「前」に、煙突内を通過しているうちに煙自体が燃焼し切ってしまうような感じですね。
ソロでも、大人数でも
この焚灯籠、なぜ作ろうと思ったかと言うと、実は私自身が「イベントやフェスで使いたいから」なんですね。
見栄えがするとかそういう事以上に、
- 長い薪もそのまま突っ込みたい(薪をカットしてる余裕など無い)
- 多少湿った薪でも煙らず燃えてほしい(煙モクモクのブースはイヤだ)
- 圧倒的な暖房効果(ここめっちゃ大事!!冬のイベント運営はホント極寒なんです・・・)
という点を抑えた焚き火台がどうしても欲しくて。
で、この特徴ってどんなアウトドアシーンでも大きなメリットになると思うんです。
実際に何度かソロ&グルキャンで使用しましたが、皆なんだかんだで、この灯籠の周りに集まってきてくれるんですよね。
組み立て・サイズについて
ちなみにこの焚灯籠、4枚のパネルをそれぞれネジで接続した構成になってます。
※お届け時には未組み立ての状態ですので、ちょっと面倒ですけど付属のネジを使って組み立てをお願い致します。
ネジを外せばそれなりにコンパクトにはなりますが、基本的には、一度組み立てたらそのまま使ってそのまま運搬していただく、という運用を想定してます。(もちろん、都度バラして持ち運ぶという方はそれでも全然オッケーです)
これについては非常に悩みました。
ガッチリ固定式にしてしまうか、
コンパクトになる組立式にするか。
結局は
- ガッチリ感
- 安定感
- 頑丈さ
を取って「固定式」を採用したんですけどね。
収納については、まずこの焚灯籠自体が四角形状で比較的収納がしやすいこと、そして重量的にバイクや自転車での運搬はされないだろう(=車での運搬になる)ということで、組み立て式にするよりも固定式を選んだという背景があります。
ただバイカーさんがこれを見て「バイクに積めればなあ・・・」という顔をされていたので笑、組み立て式の灯籠については今後考えていきたいと思います。
【各部詳細】
高さ:約58cm(脚の長さ18cm)
横幅:約18cm
奥行:約18cm
素材:2.3mm黒皮鉄板
重量:約5.8kg
■本製品は素材そのものの雰囲気を活かす為、黒皮仕様・無塗装の鉄材を使用しています。
使用するうちに発生する錆も含めて、味として楽しんでいただきたいと思っておりますが、 錆を抑えたい方は、商品到着後に必要に応じてご自身での防錆加工をお願い致します。
また、本製品は一点一点手作りしていますので、多少の傷・プレス痕等個体差がございます。予めご了承願います。
一応ネジで分解は可能ですが、基本的にはこの状態での運搬を想定してます。