メタルマッチ
いわゆる「メタルマッチ」というのは、フェロセリウム(鉄とセリウム)の棒を、鋭利なもので擦って火花を出す道具です。
その火花は最大3000度にまで達するので、焚き火の着火にも十分使えるというアイテムなわけですね。
メタルマッチのストライカー
で、そのメタルマッチを「何で擦るか」なんですけども。
これ案外重要でして、メタルマッチ本体が良い物でも、それを擦るストライカーがショボかったら満足な火花は出ません。
多くの場合、下の写真のような簡易ストライカーを利用するか、
もしくは「ナイフの背」を利用している方も多いですよね。
もちろん、どちらでも火花は出るのですが、ナイフによっては背(峰)のエッジを落として丸くしているモデルもあり、それだとストライカーとしては利用できませんので注意。
ナイフを使うリスク
私に関して言えば、あまりナイフの背は使いません。
その理由は後述しますが、まず第一に「危険」だからです。
必然的に刃を露出させた状態で使うことになるので、その剥き出しになった刃で怪我をするリスクはどうしてもあります。
鋸の背を使う
そこで私は付属のストライカーを利用するか、もしくはノコギリを携行しているケースなら、そのノコギリの背を使うことが多いです。
メタルマッチ擦るのにナイフの背を使うこともありますが、ノコギリを使う方が安全なのでオススメです。これでも十分な火花が出る…というかノコの方がナイフより強力な火花が出ます。ノコのブレードは痛んでも交換出来ますしね。 pic.twitter.com/eYHP8pp26y
— 野良道具製作所/Nora Outdoor Tools (@NoraOutdoor) February 3, 2019
動画を見てもらえれば分かりますが、ナイフやストライカーと遜色ないかそれ以上に強力な火花が出ます。
なにより、先程も言いましたがナイフの背を利用するよりも安全なんですよね。
ナイフのように刃を露出させた状態で使う必要はなく、ノコギリなら刃を畳んだ状態で使えます。
また、この手の折り畳み式ノコギリ(例:シルキーゴムボーイ)はブレードが交換できるようになっているので、ストライカーとして利用しているうちにブレードが傷んだとしても交換ができます。
ナイフだとそうはいかないですけどね。
案外やってる人は少ないですが「ノコギリの背」をストライカーとして利用するのは結構おすすめです。