世界は「地元」で出来ている
これね、日本各地のイベントに出展しててあらためて思ったんです。
当たり前なんですけど
世界は「地元」で出来ている
んですよね。
インターネットは便利だけども、でもやっぱり世界を構成してるのって「地元」なんですよ。
その地元に住んでる人が居て、その人が仕事をして、生活をして、人生を過ごすことで世界は成り立ってる。
ネットが世界を構築してるわけじゃない。ネットは地元という世界、一人一人という世界を繋げるためのツールにすぎないから。
だから、そんな世界の構成単位である「地元」を大切にしていくべきなんじゃないか、というのはすごく思うんです。
最近はネットが便利になったせいか、モニタやスマホの画面越しに何もかもが完結するみたいな雰囲気さえありますが、当然そんなわけはありません。
・商品を購入して下さるのは「どこかの地元の誰か」だし
・その商品を配達して下さるのも「どこかの地元の誰か」で
結局「向き合うべき人」というのはいつの時代も変わらないと思うんですよね。
野良と地元
じゃあ野良道具製作所は具体的にどういうアクションをしてるのかというと
- 地元でものづくりをする
- お客さんに直接会いに行く(イベント等)
大きくはこの2つですね。
もちろん技術的なことで地元以外の業者さんに依頼することはあるものの、同じクオリティなら出来る限り地元の業者さんとお付き合いをするようにしています。
近い場所に工場があると、何か相談したい時にすぐ行けるし試作品もすぐ受け取れるしで、とにかく「フットワークが軽くなる」というのは非常に大きなメリットです。野良道具製作所のような弱小メーカにとっては、フットワークというのはホント重要ですから。
2つめに関しては、今年はコロナでイベントが軒並み中止になり、中々「直接会いに行く」ということが出来ない現状ですが、、まあ結果論的な話にはなりますが、その点においては直営ショップを作っていて良かったなと。
あとは組み立て・梱包をやってもらってる、福祉施設さんも広島ですね。
それまで組み立て・梱包・発送を自分ひとりでやっててイッパイイッパイになってて、ある時に同じ広島の野営仲間に相談してみたら「それぜひうちの施設でやらせて!」と。
で実際に依頼してみたら物凄く丁寧な仕事で、そこからはもうお世話になりっぱなしです。
これらぜんぶ、地元での関わり合いの中で生まれた繋がりです。
地元はいいぞ
もちろんネットを使う事が悪いとは全然思ってないし、何なら思いっきり使ってるし恩恵も受けてる。
地元以外の繋がりは持たない!という極端なコダワリを持ってるわけでもない。
凄くシンプルに
・地元で出来る事なんだったら、そりゃ地元でやろうや
というか。
無理してネットを使う必要って別にないよな、と。
地元で完結できて、それで仕事が回るならそれでいいじゃん、と。
それを聞いて、このグローバルの時代にちっちぇー男だなと思われるかもしれませんが(笑)、いや私は逆だと思うんですよ。
「地元」や「人」という最小構成単位がしっかりしてこそ、ネットというツールは真価を発揮するもんだと思ってます。