物って、なぜ壊れるんでしょうね。
まあそんなポエムはどうでもいいんですが、私は昔っから「すぐ壊れるもの」が嫌いです。
だってほら、「すぐ壊れるもの」って「壊れること」を常に頭に置いとかなきゃならないですよね?
私はアレがとにかくイヤ。好きなことをやってる時ぐらい、それに集中させてほしいというか。
「これ雑に扱ったら壊れそうだな」みたいな要らぬ雑念を抱えながら道具を使いたくないんですよね。
これは賛否両論あるとは思うんですけど、自分は道具をラフに扱いたいんです。
ラフに扱っても壊れない、そういう安心感に包まれて、なーんも考えずにボケーっと火を眺めたり星を眺めたりしてたい。
優先順位
さて、道具の性能には「優先順位」があります。
そして、その優先順位は使い方や使うシチュエーションによって変わるものです。
限られた装備しか持って行けず、装備の重量を1gでも削りたい登山などでは、「軽さ」は「頑丈さ」より上の優先順位になるでしょう。
その優先順位のつけ方にこそ、メーカの拘りが出てくる部分かとは思うのですが、言うまでもなく野良道具製作所の優先順位トップはダントツで「頑丈さ」です。
とにかく頑丈に。ひたすらにヘビーデューティーに。
軽量さは度外視、とまでは言いませんが、確実に言えるのは私のモノづくりにおいて、「軽量さ」は「頑丈さ」よりも下の優先順位だという事です。
当たり前ですが、すぐに壊れるような物を「ずっと使う」事はできません。
さきほども言いましたが、やっぱりアウトドアに持ち出す道具は「ずっと使いたい」じゃないですか。
ずっと使いたい、そういう愛着が持てる道具を持っていくからこそ、アウトドアは楽しいんだと私は思っています。
だから私は、頑丈でないものは決して作りません。
もちろん、頑丈なだけではありません。
頑丈で使いやすく、そして使っていて楽しい道具を。
そんなコンセプトのもと、全ての製品は店主の私自身が設計しています。
ぜひ、当製作所自慢の野良道具を、一度手にして見て下さい。
焚き火好き、アウトドア好きのあなたなら、きっとこの良さを分かって頂けるはずです。