野良ストーブの開発経緯

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野良ストーブができるまで

 

ご来店誠にありがとうございます、店長の里崎です。

野良ストーブをリリースして以来、有り難いことに毎日のように嬉しいご感想を頂いておりまして、そんな野良ストーブユーザ様のインスタグラム投稿を見ながらニヤニヤさせてもらっている幸せ者です。笑

 

それでユーザ様からよく聞かれるのが「なぜ野良ストーブを作ろうと思ったんですか?」というご質問なんですけども、これはもう答えは一つでして

「私にとってそれ(野良ストーブ)が必要だったから作った」

というのが野良ストーブの唯一にして最大の開発動機です。いやー、面白くも何ともない話ですみません爆

 

 

じゃあ私がどんなコンセプトで野良ストーブを設計したかと言うと、

  • とにかく頑丈に。どんだけガンガンに燃やしても歪まないこと
  • ちゃんと調理にも使えること。バーナーの代わりになれること
  • 暗い野営地で、手探り状態でも簡単に設営が可能なこと

基本的にはこの3コンセプトです。

 

 

私は基本的にはソロ、もしくは少人数でキャンプ(野営)をすることがほとんどです。

なので出来るだけ小型の焚き火台がいい。

 

でも当時市場にあった小型の焚き火台は、どれも軽量さを優先しているために板厚が薄く、とにかく道具は頑丈なモノじゃないと嫌な私としてはそこがどうしても妥協できなかったんです。

どんだけガンガンに燃やしてもベコベコにならないような、燃焼温度の高い炭をドカドカ入れて燃やしても絶対に歪まない、そんな焚き火台が欲しかった。

 

確かに、アウトドア用品において軽量さって大事な要素なんですが、でも本当の本当に「軽量さ」を望むなら、私は正直ガスバーナーを持っていきます。

でも、そこをあえて焚き火をするというのは、言うまでもなく「焚き火を楽しみたいから」。そんな焚き火をするにあたって、使う道具はやっぱり愛着を持って長く使えるモノじゃないと嫌なんですよね。

 

 

「ソロストーブの“決定版”を作りたい」

とはいえ当時そんな焚き火台は存在しなかったので、必然的に「自作」するしかないということで、そこから野良ストーブ(の原型となるストーブ)の製作が始まりました。

 

最初に作ったやつは今の野良ストーブとは全然違う構造で、現行野良ストーブの構造になるまでには5バージョンぐらい試作品を作って試したと思います。

 

参考までにお見せしますと、これが最初作ったストーブです。

ええ、見ての通りかなりラフな感じですね。笑

 

板厚は堂々の3mm。笑

 

その後、これじゃ流石に重すぎるってんで曲げを入れて強度を出す方向で再設計していくわけなんですが、燃焼効率自体は文句なしだったので、三角の形状はこの時から変えてません。

 

そこから、曲げ形状を工夫して重量を減らし、かつ炎もより中央に集中させて火力を上げ、そして把手にもなるゴトクを装備して今の野良ストーブの完成へ至る・・・というわけですね。

 

 

火力と燃費の両立

なぜこの三角形にこだわったのかというと、ひとことで言えば

「燃費」

の問題を解決するためです。

 

三角形のストーブは、四角形のストーブよりも内容積が少なくて済みます。

つまり熱が行き渡りやすく、そしてその熱も逃げにくいということ。

その上、野良ストーブでは「開口部」も絞って狭くしているため、せっかくの燃焼熱を無駄にする事なく調理に利用できるというわけです。

 

この「燃費」って少人数の野営ではかなり重要なポイントなんですよね。

だって薪をたくさん集めるのって非常に疲れますから。笑

 

少ない薪でも、調理や暖房に必要十分な熱量を生むことが出来るストーブ。

私が目指したのは、そんなふうに「火力」と「燃費」という一見相反するような条件を両立できるストーブです。

 

そりゃ火力は強いに越したことはありませんが、かといってあまりに燃えすぎると薪が一瞬で無くなります。

あまりに火力が強く「燃えすぎる」ストーブというのも、実際のキャンプでは実用性が低いと私は考えています。

 

 

もちろん、野良ストーブも非常に良く燃えますし、燃やした後はしっかりサラサラの灰になるほどの燃焼性能は有しています。

それでもある程度の燃費を実現できているのは、空気の取り入れを綿密に設計した事と、あとはサイドプレートを上下させることで空気流入量を調節可能にした事が大きいです。

 

ある程度の熾火ができてからは、サイドプレートを閉じてしまえば空気の流入が抑えられて火が長持ちします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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